5月31日、今朝は会派総務部門会議から始まりました。
 議員立法「低所得者世帯給付金差押禁止法案」の協議、そして、総務省よりサイバーセキュリティ対策や攻撃対策と通信の秘密の関係についてなどヒアリングしています。
 組織犯罪や安全保障の観点からも重要な分野です。省庁を横断した対策が急務です。


▼ 参議院本会議
 国土審議会委員の選任、情報公開・個人情報保護審査会委員の同意、法案の採決が行われました。
・健康危機管理研究機構法・同整備法は日本版CDCという割には看板倒れでむしろ感染症対策機能が縮小となる恐れもあり反対。
・孤独孤立対策推進法は賛成。
・道路整備法改正案は高速料金徴収を92年後まで延長するという無責任な法案であり反対。
・電気事業法改正案(GX脱炭素電源法案)は村田享子議員が反対討論しました。反対の理由は様々ありますが、原子力と再エネなど5つの法案を束ねていること、原発運転期間の延長など重要事案を短期間で決定したこと、規制と利用の分離の徹底への懸念などです。

【マイナンバー法改正案】
▼ 地方創生デジタル特別委員会・厚生労働委員会の連合審査会
 マイナンバー法改正案の質疑を行いました。立憲民主党は、石橋通宏議員が加藤厚労大臣にマイナ保険証の問題やマイナカードをめぐる一連の問題を河野デジタル大臣に質疑しました。
▼ 地方創生デジタル特別委員会
 15時30分からの委員会でもマイナンバー法改正案の質疑。
 河野デジタル大臣に、個人情報漏洩の責任の所在、トラブル後の対応、マイナンバーカードの抜本的見直しなど質疑。
 伊佐厚生労働副大臣に、マイナ保険証に他人が登録されていることを踏まえチェックが終わるまで運用の中断と健康保険証の廃止見送りを求めました。また、医療情報が間違って紐づくということは命に関わる問題であり、その重みを感じているのかも質しました。
 しかし、納得できる答弁は今日もありませんでした。大丈夫です、安心して使っていただけるように努力します、といった答弁を繰り返すだけで国民の不安を払しょくできる段階にありません。
 質疑で確認しなければならない問題がたくさん残っているのに、質疑時間が限られているため用意した質問すらでききれませんでした。審議はまだまだ積み重ねるべきで、野党筆頭理事も理事会で採決見送りを強く求めましたが、最終的には質疑終局、採決が行われることになりました。
 立憲民主党は、杉尾秀哉議員が反対討論を行い、採決に反対しましたが、賛成多数で可決。私たちの生活に大きな影響を及ぼすものであり、残念でなりません。今はがっかりして脱力感におそわれています…。
参議院インターネット審議中継からご覧いただけます。(私の質疑時間は25分間です)