4月8~10日、和歌山県を訪問しました。和歌山県内の訪問は約1年ぶりです。

1日目は、和歌山県職、かつらぎ町職、紀の川市職、岩出市職、海南市職、和歌山市職を訪問しました。青年層から政治への率直な質問などを受けました。夕方からは自治労和歌山県本部臨時職員協議会準備会に参加し、保育職場で働く臨時職員の課題について意見交換を行いました。

2日目は、有田市職、県職日高支部、県職西牟婁支部、田辺市職、白浜町職、上富田町職、紀南病院労組を訪問し、職場の課題について意見交換を行いました。また、ティグレ和歌山にご挨拶させていただきました。谷口和樹和歌山県議会議員にお会いすることかできました。福祉職場で働く組合員から、消費税増税により生活保護者の負担が増えることへの危惧、社会保障費へ充てる財源ならば人々を支えるための福祉分野への配分も考えてほしいといったご意見をいただきました。また、医療職の人員不足から休日待機や夜勤回数の多さといった長時間労働の実態、公立病院に対する診療報酬の課題、患者の家族から訴訟を起こされるリスクが高くなっていることから働きづらい環境となっている、など現場の生の声をお聞きすることができました。

3日目は、すさみ町職、串本町職、古座川町職、県職東牟婁支部、那智勝浦町職を訪問し、夕方からは東牟婁郡の女性集会で意見交換を行いました。「観光などのイベントに職員が運営側として動員され休日出勤が多い」「一人でいくつも兼務する業務が多い上、上司も仕事内容を把握していないので休暇を取得できない」など住民サービスにも影響する課題をお聞きしました。住民の暮らしを支えるためにも過重労働をなくしていきたいです。また、会計年度任用職員制度の導入にむけて勤務時間が短縮されたという事例をお聞きしました。法改正の目的は、処遇改善のはずなのに財源不足から思うような改善に繋がっていないという実態があります。地方財源の確保が必要です。