12月20日に訪問した対馬の「核のごみ」問題について。
 
 対馬は「核のごみ」問題で地域住民に対立が生まれています。建設業や商工関係者は誘致推進派、漁業関係者は反対派と分断されています。現市長は文献調査を受け入れないと表明しましたが、年明けに市長選があり、選挙戦の結果によっては浮上するかもしれません。
 
そもそも「高レベル放射性廃棄物」とは何か?
核燃料サイクルを含め日本の原発政策は国民に理解されているのか?
今なお処分方法が決まっていない中で増え続ける核ごみ問題を、消費者として国民全体の議論となっているのか?
なぜ地方にだけ厄介なごみを押し付けようとするのか?
使用済み核燃料の処分を含めると原発にかかる費用はいくらに積み上がるのか?
核ごみの処分とは何を言うのか?核の半減期まで10万年かかると言われているが、誰が責任もって管理するのか?
 
 こんな基本的なことが何一つも決まっていないのに、地方の地域住民は振り回されています。
この綺麗な島に「核のごみ」を持ち込んで、年間10億円以上の交付金を目当てにしたり、目先の建設事業や雇用が増えると言っても、その風評被害や万が一のことを考えるとあまりにもリスクが高過ぎます。
ということも考えながら、綺麗な島の写真をご覧ください。(12月で雲っていたので、夏の晴れた日ならもっと綺麗でしょうね)