先日、病院で働く方から「学童保育」へのご意見をいただきました。看護師など交替制勤務で働く医療職場は、シフトが決められているため休みづらい環境にあります。近年は台風の上陸が多くなっていますが、大きな台風が接近した場合は小学校が休校になります。しかし、医療職場は急な休みを取ることは難しく、だからと言って自宅に子どもを一人にするのも不安という切実な声を聞きました。院内に学童保育があれば安心して勤務することができるので、当局に要求しているとのことでした。
育児と仕事の両立には、学童保育は必要です。ところが学童保育の現状は、働く人のほとんどが非正規雇用で低賃金かつ不安定な状態のまま働かされています。児童の安全を預かる責任の重さ、アレルギー対応など仕事は複雑化しているにもかかわらず処遇が悪く、慢性的な人手不足です。また、施設が狭いなどの課題も多く改善が必要です。多様な社会環境に対応するためにも、学童保育の充実、指導員の処遇改善が欠かせません。