6月から7月にかけて、自治労各県本部主催の「保育集会」に出席する機会が多くあります。
保育職場で働く組合員からは、「認定こども園になって提出しなければならない書類が増えた」「日中は事務作業をする時間がなく毎日持ち帰り残業をしていて、仕事を辞めたくなる」「残業しても時間外手当を申請することすら許されていない」「担任を任され責任は重いけど、非正規雇用でボーナスも出ない」などの悩みをお聞きします。
各地域に共通して言えるのは、保育士の処遇の悪さ、現状に見合っていない配置基準などによる仕事の忙しさです。
保育の質を保ち、子どもが笑顔でいられる環境とするには、保育士自身が笑顔で働くことができる職場でなければなりません。長時間労働であったり、非正規雇用で低賃金を強いられていたりする状態では、そもそも保育職場で働き続けることが困難です。だからこそ働きやすい職場を政策の場でつくっていきたいと思います。