福田財務事務次官(当時)のセクハラ、麻生財務大臣の心許ない発言から、私にも消していた記憶が甦ってきました。「#Me Too(私も被害者)」当時の私は、相手に抗議する勇気もなく、「自分にスキが合ったのだろうか?」と自責すらしていました。突然の出来事へのショックと、仕事上で認められたくて頑張ってきたのに軽くみられていたことへの悔しさなど入り交じっていました。相談することもできずモヤモヤした感情を抱え、最終的に私が選んだことは…忘れる、そもそも無かったことにしようということでした。
私はそれ以来、自身もセクハラ加害者とならないこと、周りでセクハラの疑いを見かけたときは注意をするようにしています。セクハラは思い出すのも苦痛、その被害が重いか軽いかと評価されるのも苦痛なことです。
それを大臣が公然の場で被害者に名乗り出なさいと言うのはセカンドハラスメントにあたると私は思います。本来は国のリーダーとして、セクハラを撲滅し、人権尊重の社会を牽引していく役割があるはずなのに残念でなりません。
人権意識を高めていくためにも、国政に女性が多く進出していかなければならないと改めて決意しました。