3月3日、新千歳空港から小松空港へ。
金沢市に前泊し、4日早朝から自治労石川県本部の宮鍋委員長、糸崎書記長、蓑島執行委員にご同行いただき、輪島市、能登町を訪問して能登半島地震の現状と課題をお伺いしました。
自治体職員はなるべく休めるようにしているけれども部署によってはいまだ一日も休めていないところもあるとのことです。
休日がとれたとしても、下水道が破損してお風呂や洗濯ができないため、金沢市や高岡市まで片道3時間かけて行っているとのこと。疲れが蓄積しているのではないかと心配です。
自衛隊のお風呂が助かっているとのことですが、いつまで使えるのか撤退されたら困るといった不安の声も。長い支援を求めていきます。
スーパーやコンビニは開いているところもあるようですが、閉まる時間が早いようで仕事をしていると買い物ができないそうです。
なりわい支援事業など中小企業への補助金や働いている方には雇用調整助成金がありますが、個人事業主の生活支援がないので、事業継続するためにもそういった支援がほしいとの話も受けました。
避難所にも行ってきました。一時期は廊下にもびっしりの避難されていた方がいらっしゃいましたが、今は一人ずつ段ボールベッドが割り当てられるようになったと聞きました。
私が伺った避難所は普段は児童センターで子ども・子育て支援の場所でしたが、地震後は避難所となったため休館。災害時の子どもの居場所づくりも課題とのこと。来週からは就学未満児の受け入れを開始するようで、保育士の皆さんも少しほっとした様子でした。
公立宇出津総合病院では、地震前までは週に2日程度来ていた脳神経科や心臓内科などの医師が来られなくなり、診療が止まっています。
オペ室のドアが損壊したことにより手術もできない状況が続いており、住民の不安も大きいようです。医師・看護師の確保が課題です。
輪島市の火災した地域や地震による建物の損壊状況、内灘町の液状化による道路や建物の損壊なども見てきました。壮絶な被害状況です。カメラを向ける気になれませんでした。
また、災害ごみや公費解体、その他も書ききれない課題を伺ってきました。明日以降、整理し、改善を求めていきます。
今日から能登半島地震に対する自治労ボランティア支援活動を開始しています。当面は長野県本部と福井県本部から来られているそうです。
七尾市で給水作業にあたられていた長野県本部の皆さんに会いに行ってきました。日が暮れつつある寒い中、お疲れ様でした。
明日からも体調管理にお気をつけてくださいね。