8月20日、今日の難民問題等議員懇談会総会も名古屋入管施設で起きたスリランカ女性の死亡事案を入管庁からヒアリング。
 施設での様子を映したビデオを見た遺族が「ベッドから落ちた姉をなぜ戻してくれなかったのか、(ビデオでは)戻そうとしていなかった。報告書と映像は異なっている。」と問いかけに対し、入管庁は「2人の職員でベッドに戻そうしたが持ち上がらなかったのでそのままにした。対応はしている。」と報告書どおりしか答えず…。遺族の話によると、職員はウィシュマさんをつまんだだけで持ち上げようとしていなかったとのこと。入管庁の報告書とは異なっています。
 また、2月の採尿検査で相当悪い結果が出ていたことを中間報告に書かれていなかったのですが、法務委員会で野党議員が追及して最終報告に盛り込まれたことは、作為的なのか見落としだったのか、どちらにしても重大な問題です。隠蔽しようとしたのではないかと…。
 ビデオや資料を代理人弁護士や国会に開示するとともに、入管庁の身内調査ではなく第三者機関で真相究明しなければ、遺族への説明とならないし、再発防止に繋がりません。引き続きの追及が必要です。

難民問題等議員懇談会総会