7月21日は、自治労県本部連帯活動(反核・平和・脱原発・人権・環境など)担当者会議がWEB会議システムを使って開催されました。
 私もあいさつの時間をいただきましたが、途中でネットワークが切れてしまい中断…。司会が機転を利かせて提起を先にし、再度入室する形でなんとかあいさつを終えました。

 その後、札幌市議会議員の漆原直子さんとコロナによる市民生活と公共サービス職場の課題などをお聞きしました。

 漆原市議は、国の支援策には該当せず疲弊している人、支援の申請が難しくて諦めている人、困っている人に寄り添っていました。
 札幌は2月から3ヶ月近く自粛、長期化していることから、経済の疲弊が深刻で国の支援では不足しています。こういった時に使える市の財政調整基金も取り崩していますが、国からの地方創生臨時交付金は足りないと聞きました。

 また、長期化により公共サービスで働く職員の疲弊は深刻なものとなっています。苦情処理と感染の恐怖、メンタル不調者も出ているとのこと。

 家庭等から出されるごみを収集・処理する清掃職員の課題もあります。使用済みマスクなどによる感染リスク、夏が本格化するにあたり、マスクや手袋着用による熱中症リスクが高いこと。過酷な労働から早期退職者も多く、人員確保が難しいこと。委託先労働者は労働安全衛生策がとられていないこと。など様々な課題をお聞きしました。

 エッセンシャル・ワーカーの処遇改善、とくに感染リスクが高い職場の危険手当などをつくらなければ、働く人がいなくなりくらしを支えることが困難になるといった危機意識を共有しました。
 自然災害が発生したときも災害ごみや生活ごみを処理する人がいなければ、悪臭や衛生面、復旧の妨げになります。
 第2波、第3波がきたらどうなるのかといった危惧があります。エッセンシャルワークに焦点をあてた対策が必要です。