1月15日~16日、大阪を訪問し、人権について学びました。
15日の夜に大阪府に到着し、住吉隣保館にお伺いしました。部落解放同盟大阪府連の青年部長から部落差別の実態をお聞きしました。「友達との会話で付き合っている相手に被差別部落出身であることをいつカミングアウトするかが話題になる」とか、逆に「釣書(身上書)を渡すことによって被差別部落出身ではないという証明が行われることがある」、「なんの根拠もなく、あそこの地域は治安が悪いと言われる」、などなど根強い根深い差別が行われていることを教えていただきました。
16日は生野区のコリアンタウンをフィールドワークしながら、コリアNGOセンターで在日コリアンに対するヘイトスピーチなどの課題をお聞きしました。ヘイトスピーチは形を変えてインターネットや政治活動として行われており、そのことによって傷ついたり恐怖を感じている人々がいます。
自治労大阪市職からは、住民窓口を担当する職場で働く組合員の声から、戸籍公開制限や外国人登録・指紋押捺拒否者告発阻止などを市当局に求め、部落差別解消や在日韓国・朝鮮人の人権を守る取り組みを行ってきたというお話をお聞きしました。窓口に来る困っている人に寄り添い、おかしな制度や法律を変えていくことは、誰もが住みやすい社会に繋がります。とくに、人権問題はみんなが知ることや意識することによって、解決する機運が醸成されていくものだと思います。
私もいかなる差別も許さない社会、誰もが差別されない社会をめざしていきたいです。
その後、自治退大阪府本部旗開きに出席してご挨拶させていただきました。