12月7日、有明で開催された自治労障害労働者全国連絡会の総会に参加しました。DPI日本会議の崔議長補佐の講演「障害者基本法について」を学びました。基本法の経緯とこれからの課題、さらなる改正が必要なこと、DPI試案について一部ですが説明を受けました。その後、シンポジウム「障害者法制を考える~障害者基本法から見つめなおそう~」にパネラーとして参加しました。障害者の特性に応じた必要な配慮と労働条件等の確保や公共施設のバリアフリー化を行っていけば、障害の有無ではなく、みんなが働きやすくなり、生活しやすくなるということを話し合いました。
例えば、精神障害者の休憩スペースを確保したことによって、職場のみんながちょっとした休憩に使いやすくなったこと。駅のホームドアを設置すれば、視覚障害者の事故を防げるだけではなく、みんなの安全にも繋がること。といった事例もお聞きしました。駐車場のおもいやりスペースはできてきているけど駐輪場にはそういったスペースがなく、遠くに停めなくてはならないこと、もっと言えば狭い駐輪場では自転車が重なって停めるので出すことが困難であること。鳥取県をはじめ手話言語条例が制定されつつあってもやはり国の法律が必要であること。等々ご意見や要望も含め教えていただくことが多かったです。社会的障壁をなくしていくためにも、政治の役割は大きいと思いました。