9月8~9日、立憲民主党北海道衆院第12区の川原田えいせい代表と宗谷管内の市町村を訪問させていただきました。
 幌延深地層センター(高レベル放射性廃棄物の地層処分技術に関する研究開発施設)がある幌延町に隣接する地域の方からは、深地層センターの問題とともに寿都や神恵内の核ごみ最終処分地問題を近隣住民だけの問題とせず全体の問題であることを喚起する仕掛けを、立憲民主党に求められました。
 国もNUMOも、文献調査は最終処分地建設ではないと言いますが、北海道内しか手を挙げていない実情はなし崩しに進められる可能性があります。
 寿都や神恵内の住民の中にも反対なものの街を二分する問題で賛否を言うことすらできない状況と聞いています。市民運動とも連携し、世論喚起していきたいです。
 稚内市では40キロしか離れていないロシアとの関係、風力発電の活用、燃料高騰による離島住民の負担(元売りへの補助金では行き届かない実態)など。
 
 管内の自治労単組からは、政府が発表した非課税世帯への5万円給付の課題、マイナンバーカード普及圧力による担当者の身体的疲弊と精神的追い込まれ(CMでマイナちゃんを見ただけで仕事を思い出し体調不良となっている…)、自治事務と法定受託事務の関係、地域ごとの特色を生かした教育カリキュラム編成への期待など。
 その後、8月上旬に大雨と震度5強の地震があった上川管内の中川町で状況と課題をお聞きしています。広大な面積の北海道ですが、各市町村に震度計は一つしかなく、今回も一番被害が大きかった地区の正確な震度はわからない状況。職員の出動体制はじめ激甚災害指定にも関わる課題であり、1ヵ所ではなく設置数を増やすことも必要です。
 ご対応いただいた皆さまに感謝し、地域の課題、自治体現場の課題を持ち帰って国へ意見反映していきます。

中川町では坂尻栄治町議会議員にお会いできました。

組合事務所に懐かしいポスターが!2004年なので18年前⁉️



 8日の移動時間には、参議院議院運営委員会のラジオ中継で吉川沙織議員の質疑を視聴しました。吉川議員の鋭い指摘とは真逆に岸田総理や官房長官は答弁にたじたじ。国葬の実施決定におけるプロセス、内閣葬ではなく国葬でなければいけない理由、国民が納得できる説明、予算の根拠、公文書としての管理などを論理的に、かつ、後世のためにも議事録に残すべき論点を質しましたが、総理からはこれまでと同じ言葉を繰り返すばかりで説明になっていませんでした。やはり臨時国会を早急に開いて議論すべきです。