6月中旬に広島県を訪問しました。各単組や地域ブロックでの集会では、自治労の組合員のみなさんから熱烈な歓迎を受けました。役職に就いていない組合員も私の顔と名前は知っていて「本人に会えた!」という反応でした。組合員へ情報がていねいに伝達され、日頃からの組合活動が見えている運動に感銘するとともに、単組同士が切磋琢磨し活動していることが組織強化になっていると感じました。

私自身が組織強化について学んだ広島県は、7月5日からの豪雨により甚大な被害を受けました。これまで国が誘導し自治体職員を大幅に減らし、現業職場の民営化が進められてきました。結果として、災害対応をしたくても人員不足でできないという状況になっています。日常業務でも多忙な中で被災者支援、復旧業務を行うことがどれほど大変なことか、みなさんも想像できると思います。必要な人員配置と処遇改善は、住民生活を支える公共サービスを守るためにも重要なことなのです。