9月7日、自治労関東甲地連「住民の健康と福祉を守る集会」で労働安全衛生について講演しました。

その後、医療・生活保護・保育・児童相談・介護・障害者・学童保育と様々な分科会にわかれて討論が行われ、児童相談養育関係分科会に参加し、児童相談所や一時保護所の現場の課題について現場の声をお伺いしました。児童虐待の件数が年々増えているなか、重要な役割を担う職場ですが、元々の人員不足に加え、経験を積んだ団塊の世代が退職しています。国も児童相談体制の強化策として、今年から人材を育てるための研修に対する金銭的支援をすることになったものの、自治体としての人材確保が課題となっています。

こうした人員・人材不足は、児童福祉司だけの課題ではなく福祉分野すべてに共通している課題です。現場では慢性的に人員不足となっており、人材を育てる余力もないというのが実態です。誰もが安心して暮らせる社会をめざすためにも、福祉関係職場で働く労働者に焦点をあてた政策の実現が必要であると改めて考える機会となりました。引き続き現場の声を集めていきます。